光陽園は現在も施設封鎖状態を続けています。多方面にわたりご迷惑をおかけしてたいへん申し訳ありません。光陽園をご利用の皆様にあらためて新型コロナウイルス感染症に対する当園の取り組みをご説明いたします。
基本的な考え方
これまでわかっている新型コロナウイルス感染症の性質・・・
正しく恐れるために
現在まで光陽園がおこなってきた主な対応策
ウィズコロナに向けて
新型コロナウイルスは人と人とのつながりを分断するウイルスです。
私たちは今、大げさではなく人類と病原体との戦いの新たな1ページを経験しているのだと思います。
人類がこれまで新型コロナウイルスに対してとってきた様々な対策が適切だったのか、やりすぎだったのか、あるいはたりなかったのか、その答えは数年たって検証しなければわかりません。誰しも初めてのことですので、それぞれが手探り状態で戦っているのです。
有効なワクチンや治療薬が開発される可能性は高いですが、それまでの間は感染を防ぐことに全力をあげるしかありません。また、確実な検査法が確立されることにより対応策がかわることも考えられます。
それでも残念ながら、新型コロナウイルスが地球上から消滅することはないでしょう。やがてインフルエンザのように毎年流行してあたりまえの存在になるはずです。
そうなった時、私たちの生活はどうするべきでしょうか。
今回の感染拡大が収まったとしても、完全には新型コロナウイルス出現前の生活には戻れないでしょう。つまり、アフターコロナではなくウィズコロナを意識した新たな生活様式を確立しなければならないのです。
常にマスクを着用し3密を避ける生活がスタンダードとなるはずです。握手やハグなどの身体接触を伴うあいさつはなくなるかもしれません。大規模なイベントや宴会、カラオケパーティなども過去のものとなるかもしれません。
一方でIT機器の普及、少人数学級の導入、衛生意識の向上など好ましい変化がおこることも考えられます。
悪いことばかりではないのかもしれません。
そうした中で光陽園がどのような役割を果たしていくべきか、職員一同で知恵を出し合い、光陽園入所者の方々や外来患者の方々の健康と生活の充実を追求していきたいと思います。
引き続き光陽園ご利用の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和2年6月12日
東葛医療福祉センター光陽園
施設長 中村 仁